野菜はナスが好き

気まぐれにだらだらと書いてます

人の優しさは僕を弱くする 心開くことずっと怖かったんだ

足を運んでいただきありがとうございます

きゅうりと言います。


12/14配信開始となった

「透色ドロップ」さんの2ndEPに収録されている新曲「孤独とタイヨウ」の歌詞考察をしていきます。

孤独とタイヨウ

孤独とタイヨウ

  • 透色ドロップ
  • J-Pop
  • ¥153


タイトルから察する通り

中々寂しさ溢れてそうですね。

考察するにあたり結構聴き込んでいくうちになんとなく自分に重ねるような…

とてもいい曲です。


さて!さっそく内容に入りましょう。


1番の歌詞の中で主人公は

これまでの人生を振り返り独りで生きて過ごしてきたと思っているのかなと。


まだ轍(わだち)のない坂道で

独りで歩いているぼやけた未来へ


個人的な解釈としては

主人公の人生の比喩ではないのかなと思います。


自分の人生は当然誰も進んだことがなく

自分自身で切り開いていくもの。

だから主人公は独りでという表現なのだと思います。

そして「ぼやけた未来へ」は

これからのことなんて描けないままただ今日を生き、明日に向かって

繰り返すだけの日々を過ごしている

不安定で孤独な心を表してるのかなと思います。


サビは1→2→落ちサビと心境の変化が見られるので染みますね。

最後までどうぞ。


どんな時も 独りで生きてきた


1番のサビでは

独りで生きてきたと言い切ってます。


明日を照らすような タイヨウの光は

今の僕の空には 見えない


独りで生きてきた『僕』

今の振り返っている時点ではタイヨウなんて明るい温かい光は心の空に差し込むことなんてないんです。

寂しいですね。


2番Aメロ


正解のない分かれ道で

迷って進めなくなった時

背中に触れた人の手が温かくて


未来への分かれ道なんて正解が分からないのは当然。迷って足を止めてしまった主人公。

そんな時主人公が望む方への後押しをしてくれるそんな人がいてその手は

孤独で冷えきった僕の心にとってとても温かいもの。


味方なんて誰もいないって 僕の口ぐせ


潜在的に誰しもが思っているようなこと。

主人公にとってこれまでどんな事があったかなんて知りませんが自分のことなんて理解してくれたりする人がいないから孤独でいいやと思っているからこそ出る言葉なのでしょう


2番のサビでは


繰り返すだけのやりすごす今日も

いつの間にか失くしてた自信も


これまでただ徒に(いたずらに)日々を過ごし

時が経つにつれ自信を失くしていってたということ


ここは特に日常を過ごすだけの自身を投影してるようで胸が苦しいです。


背中に残ってる あの日の温もり

僕の一歩 踏み出す きっかけ


しかし、主人公は自分の背中を押してくれた存在を思い出します。

あの日の温もりは僕にとって止めていた足を一歩進めるために踏み出すきっかけへ。

前を少し向けるようになりましたね。



人の優しさは 僕を弱くする

心開くこと ずっと 怖かったんだ


人の優しさに甘えてしまうことは自分が成長できない。心を開いてしまうと周りの人が離れてしまうんじゃないか。

ずっと葛藤があったからこそ独りでいたということです。

痛いほどわかります。


差し伸べられた手を掴んでしまったのに

何も返せなくて悔しくて

でも人はそんな事全く気にも留めず

僕の手引く その時まで


差し伸べられた手に救われてるのに主人公は恩返しができないままでもどかしい。

それでも周りの人は主人公が前へ進めるように、僕のために一歩踏み出すその時まで手を差し伸べて引っ張ってくれます。

優しい人ですね。



ここから落ちサビへ向います


独りで生きてきたと思ってた


1サビで「独りで生きてきた」と言い切っていました。ところが思い返せば人に支えられてきたんだと主人公は気づきます。


そして


明日を照らすような タイヨウの光は

今の僕の空 降りそそぐ


見えていなかったタイヨウの光が主人公の心の空に降りそそいでいたんだと、その光を閉ざしていたのは他でもない主人公の心でした。



風が強くても 雨降る中でも

僕らは独りぼっちじゃない

降りそそぐ タイヨウの光 道標

いつまでも僕らを照らして

限りない温もりを…。


ここまで「僕」と言っていたところから

「僕ら」に変わっています。

これは独りで生きてきたと思っていた主人公が人に支えられ共に生きていると感じた現れだと思います。

タイヨウの光は未来への道標で

僕らを照らして心に温もりも与えてくれる存在なんだ。

僕らは一人でいても独りじゃない。

主人公が最後に前を向くとてもいい世界観ですね。




ここからは勝手な個人的な解釈です。


この歌詞の主人公について


僕の解釈的には夢を失った人か引っ込み思案な人を想定していました。

勝手な先入観でしかないのですが

あまり明るいテーマの歌詞じゃないので

もしかしたらいじめられた過去を持つ人とかで周りの人に自分を出したくない人なのかも?とかも思ったり。


曲調的にはとても暗いところから透明感溢れる世界へ徐々に明るくなっていくイメージです。

誰かに支えられて生きているんですね

僕はこの歌詞の世界観が好きです。

ただ同時に自分にブーメランすぎる内容で

孤独じゃないんだね。

改めて自分を省みました。


この曲の初披露がいつになるかはわかりませんがとても楽しみですね。

特に2サビの後メンバー全員のソロパートがあるので早くみたいなの気持ちです。



ここまで読んでくださりありがとうございました。

現場でお会いしましょう。



またね